はじめての方に
「散歩で引っ張る」「家の中で吠える」「飼い主に対して威嚇する、攻撃する」「甘噛みがひどい」「散歩中他人、犬に対して吠える」「他人、他犬を噛んでしまった」「興奮性が強くて抑えられない」・・・等というご相談をよく受けます。
様々な問題の背景には親から受け継ぐ遺伝的な事や犬種の特性、子犬期の社会化不足が原因な事もありますが、コミュニケーションがうまくとれていなかったり、育てる段階で愛犬を我儘にさせてしまったり、愛犬に主導権(リーダー)を握られてしまっているパターンが非常に多くみられます。そして教えるべき時期に物の善し悪しを教えていない事(しつけ)もあります。
トレーニングは困っている事だけを直すためにするものではありません。根底にある愛犬と人との良い関係を創っていくこと、愛犬にうまく伝える事で、解決する事はたくさんあります。
トレーニング(しつけ)は本来、困ってからするものではなく、困らない為にするものです。頭も柔らかく、自我の欲求やオスの本能が芽生える前の5~6ヶ月位から始めると、人も犬も無理無くスタートする事ができます。(トイレは習慣性のものなので、お家に来た時から始めてください。)
成犬になってからも始める事は可能ですが、歳を重ねるにつれて良くない習慣や癖が染みつき、性格も固まってくるのでより根気が必要となってきます。
トレーニングについて
トレーニングの主な内容は服従訓練(オビディエンス)になります。
極基本的な内容は
1,左横に人に合わせて歩く(脚側行進)
2,座る(座って待つ)
3,伏せる(伏せて待つ)
4,呼んだら来る
事を教えていきます。
「服従訓練」と聞くとすごく強制的に体罰を用いて訓練するイメージを持たれる方も多いと思いますが、最初はおやつやボール等のモチベーションを用いて人が要求している正しい形を教えます。出来たらよく褒めます。犬が作業を理解して意欲的に出来る様になったらそれに少しずつ義務感を持たせる様にして人に対する服従心を育てていきます。
トレーニングの目的は「犬が”それ”を出来る様になること」ではなく「人が”それ”を犬に要求したときに素直にその要求を聞ける心をつくる事」です。心のキャッチボール(コミュニケーション)が出来る様になること、犬に要求できる立場になること(リーダーシップ)です。
トレーニングの中でこの服従訓練の内容を愛犬に集中させてコントロールする事が出来れば、普段の私生活の中でもコミュニケーションが取れやすくなり、困る事も少なくなります。
入学までの流れ
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初回カウンセリングを受けて頂き、御相談の内容をお聞きし、しっかりお話をさせて頂きます。
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各コースを選んで頂き、入学の手続きに入ります。 カウンセリングの際には出来るだけワンちゃんとお越し下さい。 |
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預託コースの場合は一定期間お預かりし、トレーニングを進めていきます。
通学コースの場合は飼主様、ワンちゃんに合わせたペースでレッスンを進めていきます。 |
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